無題
 
あげる。
ピローン。
あげる。
ピローン。
あげる。
ピローン。・・・レベルアップ。
そんな日常。



「・・・・・・・・」
「・・・何だ?デュー。」
「えっ!何もないよアイラさんっ!!!」
「そうか。ならいいが。」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
制圧した直後の城の中庭。みんなはまだ事後処理で駆け回っているけれど。
戦闘以外はお手上げなアイラと、お子様デューは半ば追いやられるようにここに来 た。
アイラは今回の戦闘でも豪快に使った剣を見ていて、デューはそんなアイラを見てい て・・・
「だから、何なんだデュー。さっきからジロジロと・・・」
「・・・・何でもないったら・・・」
「全く・・・」
「あ。何処か行くの?」
「剣を直しに。」
「あ、じゃあハイ。お金。」
小さい袋を手渡したデューの手に、代わりに小さな箱。
「?」
「何でも、今日は特別な日だそうだ。」
アイラはそれだけ言うと、一人でさっさと歩いて行ってしまう。
残されたデューは、何故か解らないけど、隠れるようにして、箱の蓋をあける。



あげる。
ピローン。
もらう。
ピロピロピロピローン。
体温、急上昇。
今日は特別な日。




私の中のデューアイ像って、コレなんです。イメージと違ってたらごめんなさい。
かっこいーアイラさんと、可愛いデュー。



END


え〜と、この小話はバレンタイン後に頂きました。
つまりそういうコトですvv